氷上姉子神社
氷上姉子神社(ひかみあねごじんじゃ)

 熱田神宮の元宮。摂社熱田神宮のお社の一つで、昔から「お氷上さん」と親しく呼ばれ、地元緑区大高町はもとより、広く当地方の人々の限りない崇敬と、信仰を集めているお社であります。
 当社は古代尾張の開拓神であった天火明命(あめのほあかりのみこと)の子孫で、当地の尾張国造(現代の地方長官)として、氷上の地を本拠としていた乎止与命(おとよのみこと)の館跡に、宮簀媛命(みやすひめのみこと)を御祭神として、仲哀天皇四年(195)に創建された由緒深い神社であります。ご祭神の宮簀媛命は乎止与命の女(むすめ)で、古代随一の英雄と称えらる日本武尊(やまとたけるのみこと)が、東国平定からの帰途この地に留まられた際に結婚され、尊のお亡くなりになられた後草薙神剣を奉斎守護して、やがて熱田神宮御創建祀へのと尊い道を、開かれた方であります。
氷上姉子神社(ひかみあねごじんじゃ)の祭礼

 当社は1,806年の歴史をもつ古いお社で、昔からのお祭りが数多く行われております。
 3月、種をまく前に春祭りを行い豊年満作のお祈りをします。6月、熱田神宮の生みの親でもある当社は、大高斎田において御田植祭を行い、熱田神宮や各摂末社四十五社でお供えされるお米を作ります。熱田神宮ではお祭りごとにお米でお供えをしたり、ごはんやおもちにしてお供えしたりするので年間約10俵のお米が必要となるため御田植祭りは大切なお祭りです。また、優美な田舞があることでも広く知られています。10月、収穫物を取り入れた頃に秋祭りを行い神様に収穫物をお供えして感謝します。

 主なる祭典の日時は下記の通りです。
太々神楽(だいだいかぐら) 3月最終日曜日 14時
頭人祭(とうにんさい) 5月6日 11時
大高斎田御田植祭
(おおだかさいでんおたうえさい)
6月第4日曜日 10時
大高斎田抜穂祭
(おおだかさいでんぬいぼさい)
 9月28日 11時
例祭(れいさい) 10月第1日曜日 14時
氷上姉子神社(ひかみあねごじんじゃ)の名の由来

氷上姉子神社のある緑区大高町火上山。この地は、昔、尾張氏の本拠地で、「火上の里」(金属生産の山の意味)とよばれていましたが、永徳3年(1382)、この社が火災にあったので
火の字をきらって「氷上」とされたと言われ、「大高」も「火高」から転じたと伝えられます。
 また、神社の称号となっている「姉子」はいま使われているような[姉御」のことではなく、「夫のない乙女」の意味で宮簀媛命(みやすひめのみこと)を指しています。
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